GMOインターネットの2017年12月期の株主総会に行ってきましたのでレポートです。
例によって祝日開催で、あいにくの雨(雪)、日中の気温は1度という中、かなりの数の株主の方が来場されていました。(例年はもっと多いのかもしれませんが)
10時に開会し、熊谷社長から挨拶→議案、事業概要についての映像放映→オアシスキャピタルの株主提案→提案について熊谷さんからの回答→質疑応答→決議
といった流れです。
事業概要についての映像では、仮想通貨事業、インターネット銀行事業について多くの時間が割かれており、今後の成長ドライバーとしてこれらの事業に注力していくことが伺えます。
オアシスキャピタルの株主提案は、かなり端折って要約すると「GMOインターネットの株式市場での評価は低く、その要因としてガバナンスに問題がある。熊谷社長が支配的な影響力を持っており、取締役会も監督機能が働いていない。持続的な成長のためガバナンス体制を変革する必要がある。」といったものです。
これに対し、熊谷さんは、「オアシスキャピタルの提案は、GMOの市場での評価を上げようとするもので、決して敵ではなく、仲間であり、企業価値を高めるために提案を頂けることはありがたい限り」と前置きした上で、オアシスは、勘違いや認識齟齬、誤った推測などがあると、丁寧に説明をされました。(具体的な内容は割愛します)
※以下、その他株主からの質疑応答について覚えているものを列挙します。
あまりに愚問、レベルの低い質問が多く、その場にいるのが恥ずかしいものばかりでした。。しかし、熊谷さんは「当社のサービスを愛してくださってありがとうございます」とひとつひとつの質問、意見を親身な表情で聞き、丁寧に答えられていました。
Q1「GMOクリック証券の貸株制度を改善してほしい。」
→担当部門へ伝える。
Q2「仮想通貨のトラフィック対応、また仮想通貨事業の今後の展開について」
→トラフィックについてはコインごとにコミュニティがあり当社も参加している。仮想通貨事業は、仮想通貨が金(財産)であることは確実なため、マイニング、エクスチェンジで世界一を目指す。通貨になるかはわからないため決済(ペイメント)はまだ。マイニングについては、半導体、コンピュータの自社開発もしているところ。
Q3「とくとくBBのサービス廃止について、1ヶ月前に案内があったが廃止まで短すぎる。」
→担当役員からお詫び。
Q4「クレジットカード情報流出の不祥事について謝罪を。」
→担当役員からお詫び。
Q5「低迷が続いているモバイルエンタメ事業の今後の展開について」
→やめてしまうとそれで終わりだが、続けることで経験が蓄積される。言い方は良くないが、ゲームについては一発当たりが出る事業。
Q6「ワイン事業は公私混同では?」
→福利厚生、接待交際に使用するワインを安く調達するため。関連当事者取引として開示が必要なため、おおやけとなっているが、公明正大に行っている。
Q7「コングロマリットディスカウントを解消するため、将来的に純粋持株会社へ移行するという理解でよいか?」
→純粋持株会社に移行すればコングロマリットディスカウントは解消される。コミットするわけでないが個人的に、いつになるかわからないが将来的に、市場の評価が修正されないのであれば、可能性として思っている。もっとも会社の価値が伸びる形を選択する。55年計画の過程でいずれディスカウントは修正されるとも思っている。
Q8「フィナンシャルグループの役員に熊谷さんが入っていないのはなぜか?」
→本当は入りたいが、金融会社の役員に名を乗せると当局対応などで身動きが取れなくなるため。
Q9「くまポンについて、クーポン市場が陰りがあるように思うが続けるのか?」
→クーポン事業は永続的に一定の需要があり、クーポンはなくならない。残存者利益がある市場であるので続ける。
Q10「役員報酬について、報酬の総額は業績、株価に連動するような形にするのは都合が悪いのか?」
→役員報酬は毎期、私(熊谷社長)が関わらない形でルールを決め、達成状況、過去の報酬額など含め全社員に開示している。ストックオプションについては、発行済株式数が増加し、既存株主の価値が毀損してしまうため今は行わない。今は、かつて増資してしまった分の1株価値を元に戻すため、自社株買いを行っており、元の価値に戻ればストックオプションもできる状況になる。
Q11「自己資本比率が6%台と低いのが心配である。」
→金融事業を持っているため、顧客からの預かり証券がBSの右上に乗ってしまうので業態上低くなる。金融事業を除いたBSは違う見え方になる。
総会に出席し、熊谷さんの声を直に聞くことで、いわゆる握力を高められた気がします。笑
熊谷さん率いるGMOインターネットを応援し続けたいと思います。
※一部画像については、GMOインターネットIRページから引用させて頂きました。
https://ir.gmo.jp/stock/shareholder/
例によって祝日開催で、あいにくの雨(雪)、日中の気温は1度という中、かなりの数の株主の方が来場されていました。(例年はもっと多いのかもしれませんが)
10時に開会し、熊谷社長から挨拶→議案、事業概要についての映像放映→オアシスキャピタルの株主提案→提案について熊谷さんからの回答→質疑応答→決議
といった流れです。
事業概要についての映像では、仮想通貨事業、インターネット銀行事業について多くの時間が割かれており、今後の成長ドライバーとしてこれらの事業に注力していくことが伺えます。
オアシスキャピタルの株主提案は、かなり端折って要約すると「GMOインターネットの株式市場での評価は低く、その要因としてガバナンスに問題がある。熊谷社長が支配的な影響力を持っており、取締役会も監督機能が働いていない。持続的な成長のためガバナンス体制を変革する必要がある。」といったものです。
これに対し、熊谷さんは、「オアシスキャピタルの提案は、GMOの市場での評価を上げようとするもので、決して敵ではなく、仲間であり、企業価値を高めるために提案を頂けることはありがたい限り」と前置きした上で、オアシスは、勘違いや認識齟齬、誤った推測などがあると、丁寧に説明をされました。(具体的な内容は割愛します)
※以下、その他株主からの質疑応答について覚えているものを列挙します。
あまりに愚問、レベルの低い質問が多く、その場にいるのが恥ずかしいものばかりでした。。しかし、熊谷さんは「当社のサービスを愛してくださってありがとうございます」とひとつひとつの質問、意見を親身な表情で聞き、丁寧に答えられていました。
Q1「GMOクリック証券の貸株制度を改善してほしい。」
→担当部門へ伝える。
Q2「仮想通貨のトラフィック対応、また仮想通貨事業の今後の展開について」
→トラフィックについてはコインごとにコミュニティがあり当社も参加している。仮想通貨事業は、仮想通貨が金(財産)であることは確実なため、マイニング、エクスチェンジで世界一を目指す。通貨になるかはわからないため決済(ペイメント)はまだ。マイニングについては、半導体、コンピュータの自社開発もしているところ。
Q3「とくとくBBのサービス廃止について、1ヶ月前に案内があったが廃止まで短すぎる。」
→担当役員からお詫び。
Q4「クレジットカード情報流出の不祥事について謝罪を。」
→担当役員からお詫び。
Q5「低迷が続いているモバイルエンタメ事業の今後の展開について」
→やめてしまうとそれで終わりだが、続けることで経験が蓄積される。言い方は良くないが、ゲームについては一発当たりが出る事業。
Q6「ワイン事業は公私混同では?」
→福利厚生、接待交際に使用するワインを安く調達するため。関連当事者取引として開示が必要なため、おおやけとなっているが、公明正大に行っている。
Q7「コングロマリットディスカウントを解消するため、将来的に純粋持株会社へ移行するという理解でよいか?」
→純粋持株会社に移行すればコングロマリットディスカウントは解消される。コミットするわけでないが個人的に、いつになるかわからないが将来的に、市場の評価が修正されないのであれば、可能性として思っている。もっとも会社の価値が伸びる形を選択する。55年計画の過程でいずれディスカウントは修正されるとも思っている。
Q8「フィナンシャルグループの役員に熊谷さんが入っていないのはなぜか?」
→本当は入りたいが、金融会社の役員に名を乗せると当局対応などで身動きが取れなくなるため。
Q9「くまポンについて、クーポン市場が陰りがあるように思うが続けるのか?」
→クーポン事業は永続的に一定の需要があり、クーポンはなくならない。残存者利益がある市場であるので続ける。
Q10「役員報酬について、報酬の総額は業績、株価に連動するような形にするのは都合が悪いのか?」
→役員報酬は毎期、私(熊谷社長)が関わらない形でルールを決め、達成状況、過去の報酬額など含め全社員に開示している。ストックオプションについては、発行済株式数が増加し、既存株主の価値が毀損してしまうため今は行わない。今は、かつて増資してしまった分の1株価値を元に戻すため、自社株買いを行っており、元の価値に戻ればストックオプションもできる状況になる。
Q11「自己資本比率が6%台と低いのが心配である。」
→金融事業を持っているため、顧客からの預かり証券がBSの右上に乗ってしまうので業態上低くなる。金融事業を除いたBSは違う見え方になる。
とりあえず、お土産を廃止することで、株主総会の出席者の質を向上させることを株主提案したい。笑、オアシスキャピタルさんお願いします #GMO株主総会
— るめーる (@rumeru) 2018年3月21日
熊谷社長の声をじかに聞いて、思ったことは、GMOの株を持ったまま、東証が10年間閉鎖されても(10年間株を売れない状況に陥っても)、安心してGMOの株を持っていられるということ。#GMO株主総会
— るめーる (@rumeru) 2018年3月21日
総会に出席し、熊谷さんの声を直に聞くことで、いわゆる握力を高められた気がします。笑
熊谷さん率いるGMOインターネットを応援し続けたいと思います。
※一部画像については、GMOインターネットIRページから引用させて頂きました。
https://ir.gmo.jp/stock/shareholder/
コメント